医療経済フォーラム･ジャパンは、医療経済学の深耕、医療経済学の若手研究者の育成、調査研究及び政策提言を目的とし、平成13年4月24日、加藤寛会長（千葉商科大学名誉学長）、水野肇副会長（医事評論家）、故川原邦彦名誉理事長を中心として設立されました。各界の錚々たる有識者から構成される正会員を中心に、隔月で定例研修会、また例年10月には公開シンポジウムを開催しております。
　今般、今後の医療政策の行方を見据え、「これからの医療政策と財源」をテーマに公開シンポジウムを企画いたしました。各位におかれましては、万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますようご案内を申し上げます。
　

　
　東日本大震災からの復興、原発事故の収束、円高による産業空洞化への対応、財政健全化など、様々な課題を抱える我が国において今ほど政治的指導力が問われる時はありません。しかしながら、長きにわたる政治的混迷に加え、世代を超えて助け合う国民相互扶助の政策は後退し、医療費と医師数の大幅増加は見込めず、一方で医療に市場原理を導入しようとする動きすらあります。平成23年7月に閣議報告された社会保障・税一体改革の実現化や平成24年4月の診療報酬・介護報酬同時改定を控え、一刻も早く政局を安定させ、介護を含む医療政策・財源について議論・周知することが望まれます。
　第十回の節目となる今回のシンポジウムでは、医療政策に精通した各党の政治家、斯界の識者をお招きし、取るべき医療政策・財源について徹底討論を行います。